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2010年7月13日火曜日

ビタミンB1が発見されて今年で100周年!

今年2010年はビタミンが発見されてから100周年になります!




実は、ビタミンを発見したのは日本人だったんですよ。
1910年、農芸化学者・鈴木梅太郎博士が、米糠から取り出すことに成功

した脚気に効く物質、それが世界で初めてのビタミンでした。


東京帝国大学の農科大学(現在の農学部)教授だった鈴木梅太郎(1874

年~1943年)は、脚気に効く物質を米糠から取り出すことに成功しました。
アベリ酸(のちにオリザニンと改名)と名づけ、その年の12月13日の東京化

学会例会で報告し、翌年、論文を発表しました。

それが現在のビタミンB1にあたります。


しかし、論文が日本語だったため、国際的には認知されず、1911年に、鈴木

梅太郎博士が発見した同じ物質を分離したポーランドのフンク博士が、その

物質を、生命の「vital」とアミン「amine」から、ビタミン「vitamine」と名づけ、世

界的に広まったのです。


ですから、命名こそできなかったものの、人類初のビタミン発見者は、日本人

だといえるのです。




社団法人ビタミン協会は、鈴木梅太郎博士がアベリ酸を報告した12月13日を

「ビタミンの日」としています。




植物や微生物にはビタミンを自分で作り出すチカラがありますが、なぜか人間

はビタミンを作り出すことができません。

ですから、ビタミンは体外から必ず摂取しなければならない、人間のカラダにと

って欠かすことのできない重要な成分なんです。


ビタミンB1の特徴として、一度に吸収できる量に限度があること、体内に何日

も蓄えておくことができない点を知っておく必要があります。




総合ビタミンとかマルチビタミンと言った名の付いている商品は、1日に必要と

するほとんどすべてのビタミンを1錠中に含有させていることが多いようです。


また、最近は、リポ酸、CoQ10(ユビキノン)、カルニチンなど、ビタミンと似た作

用(ビタミン様作用)を示す成分が含まれた商品も出回っています。これらの成

分は体内で作られたり、体内に存在しているので、13種類の必須栄養素であ

るビタミンとは区別されています。




偏食・ビタミン不足が気になる方は、まずは、体内で作れないビタミンの補給を

心がけることがたいせつです。

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